コラム 2026年4月13日 3分で読める

小さな飲食店がQRオーダーを導入してみた結果

Q

QuickEats運営

10席の小さな定食屋。スタッフはオーナーとパートさんの2人。ランチタイムは毎日戦争──。

こんな店がQRオーダーを導入したら、何が変わるでしょうか。

導入のきっかけ

多くの小さな飲食店がQRオーダーを検討するきっかけは、だいたい同じです。

  • 注文を取りに行く余裕がない
  • 聞き間違いによる作り直しが多い
  • 会計で行列ができる
  • パートさんが急に休んだ日に回らない

共通しているのは、人手が足りないという切実な問題です。

導入前後の変化

導入前後の比較(ランチ1時間あたり)

注文ミス(導入前)
3件
注文ミス(導入後)
0件
提供時間(導入前)
15
提供時間(導入後)
10

注文ミスがゼロになった

手書き伝票の読み間違い、口頭注文の聞き間違い。これがゼロになります。お客様が自分のスマホで選んで注文するので、間違いようがないのです。

提供スピードが上がった

注文が入った瞬間にキッチンに届くので、ホールスタッフが伝票を持ってくるのを待つ時間がなくなります。5分の短縮でも、ランチ10組なら50分の差です。

客単価が上がった

これは意外な効果でした。スマホのメニュー画面に写真とおすすめマークがあると、追加注文が増えるのです。

『すいませーん』と声をかけるのは面倒でも、スマホで『ポチッ』は気軽にできる。ドリンクやサイドメニューの注文が増えた店が多いです。

客単価の変化

導入前
850円
導入後
980円

お客様の反応

導入前に心配するのは『お客様が使えるか?』ということ。

結論から言うと、ほとんどの人が問題なく使えます。QRコードをスマホのカメラで読み取るだけなので、アプリのインストールも会員登録も不要です。

ただし、スマホを持っていない方やデジタルに慣れていない方もいます。その場合は、従来通り口頭で注文を受ければOK。QRオーダーは強制ではなく、選択肢の追加です。

導入のハードル

コスト

無料で始められるサービスが増えています。スマホとプリンター(またはタブレット)があれば、初期費用ゼロで導入可能なケースも。

メニュー登録

最初にメニューを登録する作業が必要です。これが面倒で諦める人もいますが、多くのサービスではCSVで一括登録できたり、サンプルメニューをベースに編集できたりします。

Wi-Fi環境

お客様のスマホはモバイル回線で使えるので、店のWi-Fiは必須ではありません。キッチンのプリンターやタブレットだけインターネットに繋がっていればOKです。

向いている店・向いていない店

向いている

  • ランチ主体で回転率を上げたい店
  • 少人数で運営している店
  • メニューが多い店(お客様が悩む時間を減らせる)

向いていない(かもしれない)

  • 接客でのコミュニケーションを最重視する高級店
  • メニューが日替わりで毎日変わる店(登録の手間が多い)

ただし、QRオーダーと対面接客は両立できます。注文はQRで、おすすめやお声がけは人間が。使い分けがカギです。

まとめ

QRオーダーは、大きな店のための大げさなシステムではありません。

テーブルにQRコードを1枚置くだけで始められる、小さな店のための小さなDXです。

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