コラム 2026年4月17日 2分で読める

居酒屋の回転率を上げるためにできること

Q

QuickEats運営

金曜の夜、全席が埋まっている。外には待ちのお客様もいる。なのに月末の売上を見ると、思ったほど伸びていない。

この現象の原因は回転率にあります。

回転率とは

回転率=1日の来客数÷席数。20席の店に60人来たら回転率3.0です。

回転率と月間売上の目安(20席・客単価3,000円)

回転率 2.0
360万円
回転率 2.5
450万円
回転率 3.0
540万円

回転率が0.5上がるだけで月90万円の差。席数を増やさなくても売上は伸ばせます

回転率を下げている原因

お客様に早く帰ってもらうことが目的ではありません。無駄な時間を削ることが目的です。

1. 注文までの待ち時間

着席してからスタッフが来るまでの時間。メニューを見てから呼んでからスタッフが来るまでの時間。これが5分あるとしたら、1組あたり5分のロスです。

2. 料理提供の遅れ

最初のドリンクが出るまで10分。お通しが出ない。最初の料理が出るまで20分。これではお客様は退屈して長居します。

3. 会計の待ち時間

レジの前に行列。スタッフを呼んで伝票を持ってきてもらって、レジに行って、お釣りを受け取って──。この工程に5〜10分かかっている店は多いです。

お客様の滞在時間の内訳(90分滞在の場合)

注文待ち 10 (11%)
飲食 55 (61%)
会計待ち 10 (11%)
会話(食後) 15 (17%)

飲食以外の時間が35分。ここを短縮すれば、お客様の満足度を下げずに回転率を上げられます。

改善策

ファーストドリンクを最速で

着席して最初のドリンクが来るまでの時間が、お客様の満足度を大きく左右します。

ビール・ハイボール・ウーロン茶の3種類だけでも、着席30秒以内に提供できる仕組みを作りましょう。『とりあえず生!』に即対応できるだけで印象が変わります。

注文の自動化

QRオーダーやタブレット注文を導入すれば、お客様は着席した瞬間に注文できます。スタッフを待つ必要がなくなり、注文待ちのロスがゼロになります。

会計の簡略化

  • モバイル決済でテーブル会計
  • キャッシュレスでレジ待ちゼロ
  • レシートは紙ではなく電子レシート

バッシングの高速化

お客様が帰った後のテーブル片付け。ここが遅いと次のお客様を案内できません。

  • 食器の種類を減らす(洗い物を減らす)
  • 片付けセット(トレイ+布巾+消毒)を事前にスタンバイ
  • 2人体制のときは、1人がバッシング専任

回転率は『追い出し』ではない

回転率を上げる=お客様を急かす、ではありません。

お客様が『待たされる時間』を減らすことが回転率改善の本質です。

注文がスムーズで、料理が早く出て、会計が一瞬で終わる。お客様にとっても快適な体験であり、結果として回転率が上がる。

それが理想の回転率改善です。

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